健康の知識

高血圧の非薬物療法と薬物療法について


非薬物療法とは薬を使わないで治療する治療法です。高血圧の人は非薬物治療法を用いるのであれば、生活を見直すことがポイントになります。


高血圧にならないために、塩分を控えましょう、というのはよく聞く話です。塩分を多く身体に摂取すると、血液中の塩分濃度を低くするために身体の水分が血液に流れ込み、水分が多くなると血管の壁や心臓に負担を与えることになり、高血圧になります。


そのため塩分を控えた食事が必要になるのです。では食事における改善策は塩分を控えるしかないのでしょうか。実はそうでもありません。摂り過ぎた塩分を排出するために有効な成分にカリウムがあります。カリウムは野菜や果物に多く含まれているので野菜中心の食生活にしたり、カリウムが多く含まれるバナナやメロンなど果物を食事の後に食べる癖を付けると良いでしょう。


次に運動ですが、激しい運動は逆に一時的でも高血圧になってしまうので避け、ウォーキングや水泳の様な身体に負担がかかりにくく毎日続けられる運動をしましょう。運動をすることで汗をかき、塩分を排出することにも繋がります。その際、水分を補給する時はスポーツドリンクではなく、水やお茶などを選びましょう。


タバコを吸う人は禁煙することも有効です。タバコに含まれるニコチンは血管を老朽化させ血流を悪くさせ、高血圧の原因にもなります。禁煙をし、血管を丈夫にするために良質なたんぱく質を摂取するようにしましょう。特に納豆は血圧を下げる作用があり、更に良質なタンパク質なので有効な食材と言えます。


他にも高血圧の非薬物療法では大量にお酒を飲むことをしない、ストレスを溜めこまない、気温の変化が激しい場所では注意する、睡眠不足にはならない、といったことが挙げられます。


食事に気を付け、適度な運動を続け、タバコや飲酒は控え、ストレスには気を付ける、ということが最初からできていれば高血圧にはならなかった、と思う人もいるかもしれません。しかしその生活が大切だと気付けた時から始めることも大切なのです。


薬物療法について


高血圧の治療をしていくときには、薬物療法も取り入れることになり、自宅でのお薬の服用があります。


高血圧の医薬品の効果を十分に発揮させるために大切なのは、病院での処方薬を正しく服用することです。1回分で飲む量を守ることは必須であり、それよりも自分の判断で多く飲んでしまうと、医薬品の成分の作用が強く出てしまうことも考えられます。


沢山の医薬品の服用をいっぺんにすることで、体調の不調などの副作用を感じることも考えられます。勝手にお薬の量を減らしたり、お薬を飲まない日を設けたりするのも良くはなことであり、症状が良くない方向へ向かうこともあります。ですから、本人だけの判断で、服用をする量を変えてしまうのはしないことです。


もしも医薬品を飲んでいて、体調があまり良くないと感じる時には、病院で相談をすることも必要になってきます。特に問題がなければ、病院で処方をされたお薬は、処方をされた期間、きちんと飲むようにしましょう。


お薬を飲むためには、良いタイミングというものがあります。食事の30分ほど前に飲みのは、食前に飲むタイプです。食後の説明があったら、食事を食べた後に服用をします。


勘違いをしやすいのが、食間で処方をされるときです。ごはんを食べている最中に飲むような印象があるのでしょうが、これは食事が終わってから、次の食事の間までに飲むという意味の、食間という意味ですので、間違えないようにしましょう。


高血圧のお薬の飲み方は、1回分を守って、お水や白湯と一緒に飲むようにします。水を用意するのが面倒だからといって、水分なしので飲まないようにしましょう。お薬はいの中で溶けにくくなりますし、水分がないことで効果が出にくくなることもあります。


それに水分のない状態でお薬を飲むと、食道に炎症を起こしてしまったり、潰瘍ができたりすることもあるので、必ずお水か白湯を用意して飲むようにすることです。お薬を飲んだら、すぐに横にならないようにするのもポイントです。