健康の知識

痛風の予防と痛風発作について


痛風とは、風が吹いても痛むと言うことから名付けられた病気です。かつては贅沢病とも呼ばれていました。この病気は生活習慣と非常に密接な関係があって、かつては贅沢な食べ物と言われたようなものを食べたり飲んだりしていることで発症するとされていて、結果として贅沢な人だけがなる病気と言われたために、こうした別名も付けられていました。


この食べ物及び飲み物に関しては、プリン体が多く含まれるような食べ物や飲み物は避けるように言われることがあるものです。まず飲み物ですがアルコール系はすべてプリン体を多く含むとされ、中でもビールは特に多いとされています。したがって、尿酸値が高いと指摘を受けた場合は禁酒を指示される場合があり得ます。また、食べ物としては魚の卵つまり魚卵系のものも多くプリン体を含むと言われているところです。


尿酸値が通常8.0以上は治療が必要であり、7.0以上の場合は経過観察や予防のための行動が必要になると言われています。尿酸値が高い人の病気と言うことで、最近では高尿酸血症とも言われる病気になりました。


尿酸値を下げることが一番効果的となる病気ですが、飲食面のみならず運動においても行うことで、相応にこの痛風の病気発症を防ぐ効果が期待されます。有酸素運動の代表格とも言われるウォーキングであったり、あるいはサイクリングなどでも有効とされています。いずれにしてもそれほど激しくはない運動も行うことで、相応に効果が出るとされるものです。


食生活面と運動面とを組み合わせていくことで、高尿酸血症すなわち痛風の発症を抑えることも可能になると考えられています。なお、尿酸値が高くても実際にはなかなか症状が出てこないために、対策を講じないケースも散見されるところです。しかしながら、発症したときには足のつけ根などに針で刺されたような激痛が走ることとなるケースが多いとされています。予防を心がけていくことが非常に重要と言えるものです。


痛風の発作について


体内の尿酸値が高まることで起こるとされる痛風発作とはどのようなものなのかご存知でしょうか。


尿酸は、プリン体が体内でエネルギーとして代謝される時に生成される老廃物で、尿として体外に排出されていきます。


健康な状態ならば尿酸の産出と排出が正常にバランスよく行われるのですが、暴飲暴食や美味しいものばかりを食べている生活の長年続けていると算出される尿酸に排出の機能が追い付かず、体内の尿酸値が過剰になることで尿酸発作が起こるとされています。


痛風発作は夜中から朝方にかけて襲ってくることが多く、寝る前は何の兆候もなかったのに朝起きたら突然経験したことのないような激痛を見舞われることがあるようです。


発生する場所としては足の親指に付け根が最も多く、激痛に加えて患部が赤く腫れあがって熱を持っている状態であると確実に痛風発作が起きているといえます。


痛みの表現としては人それぞれですが、溶けた鉛を流し込まれたような痛さや、骨の中から何かを抉り出すような痛さ、ペンチで思いっきり足の指をつままれる痛さなど、経験した人にとっては想像を絶する痛さのようです。


プリン体が原因となる尿酸値の正常な範囲というのは、男性あれば3.8?7.5mg/dL、女性であれば2.4?5.8mg/dLが正常な基準値とされています。


しかし、これはあくまで参考程度でほとんどの場合7.0mg/dLが尿酸基準値とあらわされている場合が多く、これ以上血中の尿酸値が増えてしまうと尿酸が結晶化して痛風発作が起こりやすくなるといえます。


また、尿酸値が低すぎると、今度は低尿酸血症という症状になり、運動後に腎障害を起こしたり尿路結石が起こることもあるため、尿酸値は多くても少なすぎても問題があるのです。


そのため、基準値範囲内だから大丈夫と安心するのではなく、日頃からビールやあん肝などのプリン体が多い食生活を送っている人は定期的に検診を受けて尿酸値が超えてないかどうか、あるいは低すぎてないか検査するのが良いといえます。