健康の知識

尿酸値を下げるための薬剤の解説


尿酸値を下げる薬剤には、大きく分けて2種類の薬があります。一つは尿酸生成抑制薬という薬剤で、尿酸の産生が過剰なタイプの人に使われる薬剤です。この薬剤は、肝臓で、尿酸が生成される際に働く、キサンチンオキシターゼという酵素の働きを阻害することで、尿酸の合成を抑制します。


もう一つの尿酸値を下げる薬剤は、尿酸排泄促進薬という薬剤で、尿酸をうまく排泄できない、尿酸排泄の力が低下しているタイプの人に使用される薬剤です。この薬剤は、腎臓の尿細管と呼ばれる部位に作用し、尿酸の排泄を促す薬剤です。


これらの薬剤は、尿酸値が上昇することで起きる、痛風発作を抑える効果があるというわけではありません。継続して薬剤を服用することで、尿酸値を下げ、また尿中の尿酸を排泄を促すことで尿酸値の上昇によって起こりうる病気の症状を予防し、改善させていくための薬剤です。


そのため、検査結果で尿酸値が下がっていたとしてもしばらくは服薬を続けることが重要となります。尿酸値の低い状態を維持していくことで、間接などに蓄積していた尿酸の結晶が徐々に溶け出し、痛風発作が起こるのを予防することができます。また、服薬後、尿酸値が急激に下がってしまうようなことがあると、それまで蓄積されてきた尿酸の結晶が一気に溶け出すことで痛風発作が起こる可能性もあり、注意が必要です。


服薬に関しては、必ず、医師や薬剤師に相談をするようにして下さい。その他、服薬における注意点としては、例えば、腎臓の機能が低下している方や高齢の方では、薬剤の体からの排泄が遅くなり、薬剤の用量を少なくするなど慎重に用いる必要がありますので、医師は患者の方に合わせた用量で処方をすることになっていますので、決められた服用量、服用方法を守るようにして下さい。


その他、薬剤の飲み合わせにも注意をする必要があります。同時に服用すると、互いに薬剤の効果を強めたり、弱めたりしてしまうことも考えられます。他にも薬剤を服用されている方は、医師や薬剤師に報告するようにして下さい。


飲み物の選び方は?


尿酸値を下げるのには、尿酸を含まない飲み物を飲んで排出するのも有効であると言われています。このとき、尿酸を多く含んでいる飲み物としては、アルコール系がすべて含んでいますので、基本的には飲んではいけません。ビールなどはアルコールの中でも特に尿酸値が高いですので、飲まないように心がけなければいけないものです。


尿酸は体外に排出することでも一定の効果が得られるものですから、飲み物をうまく摂取して体外に排出する事が出来れば、それに越したことはありません。一番いいのはお茶やコーヒーなどで、これらの飲み物はアルカリ性ですので、それらに尿酸が溶け出して体外に排出される流れとなっていきます。ただし、コーヒーに関してはカフェインが含まれているので、飲み過ぎには注意を要するものです。適量を飲むように心がける必要があります。


単に水を飲むだけでも体外に排出されますが、さらにレモン汁などを水にかけるだけでも違ってきます。このように工夫をして水やお茶などを多めに飲むように心がけるようにするだけでも、尿酸値を下げることにつなげられるでしょう。なお、尿酸値を飲み物だけで改善を図るのは難しいものです。したがって、飲み物の他にも食べ物についても工夫し、特に尿酸値が高いような食べ物やアルコールの摂取は控えるようにするなどの対応も必要になってきます。


食べ物や飲み物だけではなく、その他の生活習慣の改善でも尿酸値の改善は図れます。適宜有酸素運動を行うことで、尿酸値を下げることが可能であることも分かっています。したがって、食べ物や飲み物の摂取の工夫とさらに運動習慣を付けることによる生活習慣の改善によって、尿酸値の引き下げを図っていくことが望ましいでしょう。


なお、この生活習慣の改善では、尿酸以外の数値も改善が図れることから、生活習慣病に関わる病気について、改善なり予防なりの効果が得られます。その点も気にしながら日々の生活習慣を見直すのも一つの手です。